吾輩はスココス^^である
議題 : 吾輩はスココス^^である [8件] ---> 最新の発言者 : スココス^^14世 (03/15/(Sun) 18:40)
議題 : あとがき [0件] ---> 最新の発言者 : スココス^^14世 (03/15/(Sun) 18:35)
吾輩はスココス^^である
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- スココス^^14世 03/08/(Sun) 20:29
- 吾輩はスココス^^である。
名前はまだ無い。 どこで生れたかとんと見当がつかぬ。 何でも薄暗いじめじめした秘密三国志でスコスコ泣いていた事だけは記憶している。 吾輩はここで始めて吾輩を動かしている人間というものをパソコンのモニター越しに見た。 しかもあとで聞くとそれは己鯖戦士という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。 この己鯖戦士というのは時々我々を秘密三国志に登録していつ果てるとも知れぬ殺し合いをさせるという話である。 しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。
吾輩の主人は滅多に家族と顔を合せる事がない。 職業は教師だそうだ。 学校から帰ると終日書斎に這入ったぎりほとんど出て来る事がない。 家のものは大変な勉強家だと思っている。 当人も勉強家であるかのごとく見せている。 しかし実際はうちのものがいうような勤勉家ではない。 吾輩は時々パソコンのモニター越しに彼の書斎を覗いて見るが、彼はよく昼寝をしている事がある。 時々秘密三国志を開きながらキーボードの上に涎をたらしている。 彼は胃弱で皮膚の色が淡黄色を帯びて弾力のない不活溌な徴候をあらわしている。 その癖に大飯を食う。 大飯を食った後でタカジヤスターゼを飲む。 飲んだ後で秘密三国志をやる。 二三十分やると眠くなる。 涎をキーボードの上へ垂らす。 これが彼の毎夜繰り返す日課である。 吾輩はスココス^^ながら時々考える事がある。 教師というものは実に楽なものだ。 人間と生れたら教師となるに限る。 こんなに寝ていて勤まるものならスココス^^にでも出来ぬ事はないと。 それでも主人に云わせると教師ほどつらいものはないそうで彼は友達が来る度に何とかかんとか不平を鳴らしている。
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- 4 : スココス^^14世 03/11/(Wed) 18:59
- 中二日置いて十二月四日の日記にこんな事を書いている。
昨夜は僕が鍛錬をやって到底物にならんと思って、そこらに抛って置いたのを誰かが立派な撃破数にしてランキング1位に懸けてくれた夢を見た。 さて1位になったところを見ると我ながら急に上手になった。 非常に嬉しい。 これなら立派なものだと独りで眺め暮らしていると、夜が明けて眼が覚めてやはり元の通り下手である事が朝日と共に明瞭になってしまった。 主人は夢の裡まで勝率ランキング1位の未練を背負ってあるいていると見える。 主人が勝率ランキング1位を夢に見た翌日例の天丼の被り物の美学者が久し振りで主人を訪問した。 彼は座につくと劈頭第一に 「(・`ω´・)いつもお世話になっております。秘密三国志はどうかね」 と口を切った。 主人は平気な顔をして 「君の忠告に従って鍛錬を力めているが、なるほど鍛錬をすると今まで気のつかなかった兵種アタックの形や、知力による計略の精細な変化などがよく分るようだ。己鯖では昔から鍛錬を主張した結果今日のように発達したものと思われる。さすが魔龍公ビューネス^^だ」 と日記の事はおくびにも出さないで、また魔龍公ビューネス^^に感心する。 美学者は笑いながら 「実は君、あれは出鱈目だよ」 と頭を掻く。 「何が」 と主人はまだ偽られた事に気がつかない。 「何がって君のしきりに感服している魔龍公ビューネス^^さ。あれは僕のちょっと捏造した話だ。君がそんなに真面目に信じようとは思わなかったハハハハ」 と大喜悦の体である。 吾輩は椽側でこの対話を聞いて彼の今日の日記にはいかなる事が記さるるであろうかと予め想像せざるを得なかった。 この美学者はこんな好い加減な事を吹き散らして人を担ぐのを唯一の楽しみにしている男である。 彼は魔龍公ビューネス^^事件が主人の情線にいかなる響を伝えたかを毫も顧慮せざるもののごとく得意になって下のような事を饒舌った。 「いや時々冗談を言うと人が真に受けるので大いに滑稽的美感を挑撥するのは面白い。せんだってある中学生にかっぱス^^が城壁計略で同士討ちをやめにして大宴会にしたと言ったら、その中学生がまた馬鹿に記憶の善い男で、自分で建国したなんとかデザイトで真面目に僕の話した通りを繰り返したのは滑稽であった。ところがその時の仕官者は約三十名ばかりであったが、皆熱心にそれを傾聴しておった。それからまだ面白い話がある。せんだって或る己鯖学者のいる席でふなちゃんブログの話が出たから僕はあれは育成ガイドの中で白眉である。ことに武特がひたすら採掘する理論は鬼気人を襲うようだと評したら、僕の向うに坐っている知らんと云った事のない先生が、そうそうあすこは実に名理論だといった。それで僕はこの男もやはり僕同様このブログを読んでおらないという事を知った」 神経胃弱性の主人は眼を丸くして問いかけた。 「そんな出鱈目をいってもし相手が読んでいたらどうするつもりだ」 あたかも人を欺くのは差支ない、ただ化の皮があらわれた時は困るじゃないかと感じたもののごとくである。 美学者は少しも動じない。 「なにその時ゃ別のブログと間違えたとか何とか云うばかりさ」 と云ってけらけら笑っている。 主人は黙って日の出を輪に吹いて吾輩にはそんな勇気はないと云わんばかりの顔をしている。 美学者はそれだから勝率ランキング1位を志しても駄目だという目付で 「しかし冗談は冗談だが秘密三国志というものは実際むずかしいものだよ、大陸の英雄カルロス^^は門下生に中立でコマを滑らせて鍛錬しろと教えた事があるそうだ。なるほど中立などに這入ってコマを滑らせて余念なく鍛錬していると、なかなかうまい経験取得が自然に出来ているぜ。君中立で鍛錬して見給えきっと面白いものが出来るから」 「また欺すのだろう」 「いえこれだけはたしかだよ。実際奇警な語じゃないか、カルロス^^でもいいそうな事だあね」 「なるほど奇警には相違ないな」 と主人は半分降参をした。 しかし彼はまだ中立で鍛錬はせぬようだ。
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- 5 : スココス^^14世 03/14/(Sat) 01:28
- 二十四時間の出来事を洩れなく書いて、洩れなく読むには少なくも二十四時間かかるだろう、いくら写生文を鼓吹する吾輩でもこれは到底スココス^^の企て及ぶべからざる芸当と自白せざるを得ない。
従っていかに吾輩の主人が、二六時中精細なる描写に価する奇言奇行を弄するにも関わらず逐一これを読者に報知するの能力と根気のないのははなはだ遺憾である。 遺憾ではあるがやむを得ない。 休養はスココス^^といえども必要である。 天丼の被り物の友人の帰ったあとは木枯らしのはたと吹き息んで、しんしんと降る雪の夜のごとく静かになった。 主人は例のごとく書斎へ引き籠もる。 花曇りに暮れを急いだ日は疾く落ちて、主人の閲覧する違法動画サイトからの警告音さえ手に取るように書斎へ響く。 国宛で謎のテンションで饒舌る国民の声が絶えたり続いたりして眠い耳底に折々鈍い刺激を与える。 外面は大方朧であろう。 主人が良く計算もせずに気紛れで雇ったマハウト象兵で米を枯らした資産ではどうしても休養が必要である。 吾輩目下の状態はただ休養を欲するのみである。 こう眠くては米コロも出来ぬ。 のそのそと内政値の上がり切ってない都市に移動して、内政ALLを入力して心地快く眠る。 他人に同じ都市の内政を上げられて、自分が割を食うのは困るので勿論部隊なぞは作らぬ。 ……
ふと眼を開いて見ると主人はいつの間にか書斎から寝室へ来て細君の隣に延べてある布団の中にいつの間にか潜り込んでいる。 主人の癖として寝る時は必ずメゾン文庫の小本を書斎から携えて来る。 しかし横になってこの本を二頁と続けて読んだ事はない。 ある時は持って来て枕元へ置いたなり、まるで手を触れぬ事さえある。 一行も読まぬくらいならわざわざ提げてくる必要もなさそうなものだが、そこが主人の主人たるところでいくら細君が笑っても、止せと云っても、決して承知しない。 毎夜読まない本をご苦労千万にも寝室まで運んでくる。 ある時は慾張って同じ本三四冊も抱えて来る。 同じ作者の同じ本を何冊も買うので認知症を疑われるくらいである。 思うにこれは主人の病気で贅沢な人が竜文堂に鳴る松風の音を聞かないと寝つかれないごとく、主人も書物を枕元に置かないと眠れないのであろう、して見ると主人に取っては書物は読む者ではない眠を誘う器械である。 活版の睡眠剤である。
さすがに春の灯火は格別である。 天真爛漫ながら無風流極まるこの光景の裏に良夜を惜しめとばかり床しげに輝やいて見える。 もう何時だろうとログを見廻すとシンデレラタイムはしんとしてただ見えるものは競売結果とてんすいの声明と後先考えず煽り声明をするログのみである。 この声明を出す人間は人から煽り声明をすると云われるといつでもこれを否定する人間である。 私は生れてから今日に至るまで煽り声明をした覚はございませんと強情を張って決して直しましょうとも御気の毒でございますとも云わず、ただそんな覚はございませんと主張する。 なるほど悪いと思わずする芸だから覚はないに違ない。 しかし事実は覚がなくても存在する事があるから困る。 世の中には悪い事をしておりながら、自分はどこまでも善人だと考えているものがある。 これは自分が罪がないと自信しているのだから無邪気で結構ではあるが、人の困る事実はいかに無邪気でも滅却する訳には行かぬ。 こう云う紳士淑女はこの人間の系統に属するのだと思う。 ――夜は大分更けたようだ。
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- 6 : スココス^^14世 03/14/(Sat) 21:50
- 「あなた、もう八時ですよ」
と襖越しに細君が声を掛けた。 主人は眼がさめているのだか、寝ているのだか、向うむきになったぎり返事もしない。 返事をしないのはこの男の癖である。 ぜひ何とか口を切らなければならない時はうんと云う。 このうんも容易な事では出てこない。 人間も返事がうるさくなるくらい無精になると、どことなく趣があるが、こんな人に限って女に好かれた試しがない。 現在連れ添う細君ですら、あまり珍重しておらんようだから、その他は推して知るべしと云っても大した間違はなかろう。 親兄弟に見離され、あかの他人の傾城に、可愛がらりょうはずがない、とある以上は、細君にさえ持てない主人が、世間一般の淑女に気に入るはずがない。 何も異性間に不人望な主人をこの際ことさらに暴露する必要もないのだが、本人において存外な考え違をして、全く年廻りのせいで細君に好かれないのだなどと理窟をつけていると、迷の種であるから、自覚の一助にもなろうかと親切心からちょっと申し添えるまでである。
言いつけられた時刻に、時刻がきたと注意しても、先方がその注意を無にする以上は、向こうをむいてうんさえ発せざる以上は、その曲は夫にあって、妻にあらずと論定したる細君は、遅くなっても知りませんよと云う姿勢でスマホを携えて自室の方へ行ってしまった。 細君もまた己鯖戦士である。 やがてぱたぱたスマホを叩き散らす音がするのは例によって例のごとき秘密三国志を始めたのである。 一体秘密三国志の目的は遊戯のためか、扇動のためか、吾輩の関知するところでないから、知らん顔をしていれば差し支えないようなものの、ここの細君の秘密三国志法のごときに至ってはすこぶる無意義のものと云わざるを得ない。 何が無意義であるかと云うと、この細君は単に扇動のために扇動をしているからである。 偵察も治安も警備も見ずに扇動を繰り返している。 それで秘密三国志は完成した者と解釈している。 扇動の源因及び結果に至っては微塵の責任だに背負っておらん。 かるが故に米買いだけはしっかりするので資産の所は毎日奇麗だが、敵のある所、守備の積っている所はいつでも扇動が溜まって敵の計略Pが積っている。 告朔の餼羊と云う故事もある事だから、これでもやらんよりはましかも知れない。 しかしやっても別段国のためにはならない。 ならないところを毎日毎日御苦労にもやるところが細君のえらいところである。 細君と扇動とは多年の習慣で、器械的の連想をかたちづくって頑として結びつけられているにもかかわらず、扇動の実に至っては、毫も挙がっておらん。 思うにこの両者の関係は形式論理学の命題における名辞のごとくその内容のいかんにかかわらず結合せられたものであろう。 しかしそのような細君の扇動が奇跡的にうまくいくこともある。 主人が寝坊している間に主人の所属する国は朝一斉中、細君の扇動で陥落、滅亡の憂き目に遭っていた。 図らずも吾輩の内政ALLは滑り続け、中立鍛錬を延々行っているようである。
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- 7 : スココス^^14世 03/15/(Sun) 18:38
- 主人は早晩胃病で死ぬ。
あの将軍は玄関で突然病気になってもう死んでいるだろう。 冬の木の葉は大概落ち尽した。 死ぬのが万物の定業で、生きていてもあんまり役に立たないなら、早く死ぬだけが賢こいかも知れない。 諸先生の説に従えば人間の運命は自殺に帰するそうだ。 油断をするとスココス^^もそんな窮屈な世に生れなくてはならなくなる。 恐るべき事だ。 何だか気がくさくさして来た。 水野君の不思議な水でも飲んでちと景気をつけてやろう。
BBLへ廻る。 BBLコインの請求が吹き込んだと見えてSBL監督はいつの間にか消えているが、月夜と思われて窓から影がさす。 水専門会社の売り場に三つ並んで、その二つに不思議な水が半分ほどたまっている。 硝子の中のものは湯でも冷たい気がする。 まして夜寒の月影に照らされて、静かに火消壺とならんでいるこの液体の事だから、唇をつけぬ先からすでにうすら寒くて不吉で飲みたくもない。 しかしものは試しだ。 水野などはあれを飲んでから、真赤になって、熱苦しい息遣いをした。 6連続で。 スココス^^だって飲めば陽気にならん事もあるまい。 どうせいつ死ぬか知れぬ命だ。 何でも命のあるうちにしておく事だ。 死んでからああ残念だと墓場の影から悔やんでもおっつかない。 思い切って飲んで見ろと、勢よく舌を入れてぴちゃぴちゃやって見ると驚いた。 何だか舌の先を針でさされたようにぴりりとした。 人間は何の酔興でこんな腐ったものを飲むのかわからないが、スココス^^にはとても飲み切れない。 どうしてもスココス^^と不思議な水は性が合わない。 これは大変だと一度は出した舌を引込めて見たが、また考え直した。 人間は口癖のように良薬口に苦しと言って風邪などをひくと、顔をしかめて変なものを飲む。 飲むから癒るのか、癒るのに飲むのか、今まで疑問であったがちょうどいい幸だ。 この問題を不思議な水で解決してやろう。 飲んで腹の中までにがくなったらそれまでの事、もし水野のように前後を忘れるほど愉快になれば空前の儲け者で、近所の秘密三国志武将へ教えてやってもいい。 まあどうなるか、運を天に任せて、やっつけると決心して再び舌を出した。 眼をあいていると飲みにくいから、しっかり眠って、またぴちゃぴちゃ始めた。
吾輩は我慢に我慢を重ねて、ようやく一杯の不思議な水を飲み干した時、妙な現象が起った。 始めは舌がぴりぴりして、口中が外部から圧迫されるように苦しかったのが、飲むに従ってようやく楽になって、一杯目を片付ける時分には別段骨も折れなくなった。 もう大丈夫と二杯目は難なくやっつけた。 ついでに盆の上にこぼれたのも拭うがごとく腹内に収めた。
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- 8 : スココス^^14世 03/15/(Sun) 18:40
- それからしばらくの間は自分で自分の動静を伺うため、じっとすくんでいた。
次第にからだが暖かになる。 眼のふちがぽうっとする。 耳がほてる。 ちんたまソングがうたいたくなる。 スココス^^じゃスココス^^じゃが踊りたくなる。 主人も細君もトウゴスも糞を食らえと云う気になる。 堀を落としたビッカメたんを略奪してやりたくなる。 合成して3分で賢者を食い欠きたくなる。 いろいろになる。 ふらふらと智辯和歌山を6000人徴兵したくなる。 起ったらよたよた戦闘禁止を解除したくなる。 こいつは面白いと奇襲したくなる。 やら内科様お久しぶりですと挨拶したくなる。 どうも愉快だ。
陶然とはこんな事を云うのだろうと思いながら、あてもなく、そこかしこと散歩するような、しないような心持でしまりのない足をいい加減に運ばせてゆくと、何だかしきりに眠い。 寝ているのだか、あるいてるのだか判然しない。 眼はあけるつもりだが重い事夥しい。 こうなればそれまでだ。 愚策だろうが、怨念だろうが驚ろかないんだと、前足をぐにゃりと前へ出したと思う途端ぼちゃんと音がして、はっと云ううち、 ――やられた。どうやられたのか考える間がない。 ただやられたなと気がつくか、つかないのにあとは滅茶苦茶になってしまった。
我に帰ったときは凶運度ランキングの上に浮いている。 苦しいから出兵でもって矢鱈に掻いたが、掻けるものは天完ばかりで、掻くとすぐもぐってしまう。 もがけばがりがりと天完天罰があたるのみで、あたった時は、少し浮く気味だが、すべればたちまちぐっと幸運度がもぐる。 もぐれば苦しいから、すぐがりがり出兵をやる。 そのうち気持ちが疲れてくる。 気は焦るが、出兵はさほど利かなくなる。 ついには天完のために出兵を掻くのか、出兵のために天完するのか、自分でも分りにくくなった。 まるでとても大きく衰えて全ての能力値が半減したかのようだ。
その時苦しいながら、こう考えた。 こんな呵責に逢うのはつまり幸運度マイナスから上へあがりたいばかりの願である。 あがりたいのは山々であるが上がれないのは知れ切っている。 幸運度にプラスのかかりようがなければいくらも掻がいても、あせっても、百年の間身を粉にしても幸運度マイナスから出られっこない。 出られないと分り切っているものを出ようとするのは無理だ。 無理を通そうとするから苦しいのだ。 つまらない。 自ら求めて苦しんで、自ら好んで拷問に罹かっているのは馬鹿気ている。 「もうよそう。勝手にするがいい。天完はこれぎりご免蒙むるよ」 と、徴兵も、出兵も、巡回も鍛錬も全部のコマンドを削除して抵抗しない事にした。
次第に楽になってくる。 苦しいのだかありがたいのだか見当がつかない。 国の中にいるのだか、中立の上にいるのだか、判然しない。 どこにどうしていても差支えはない。 ただ楽である。 否楽そのものすらも感じ得ない。 日月を切り落し、天地を粉韲して不可思議の太平に入る。 吾輩は今期終了する。 今期終了してこの太平を得る。 太平は今期終了しなければ得られぬ。 南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。 ありがたいありがたい。
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あとがき
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- スココス^^14世 03/15/(Sun) 18:35
- 吾輩はスココス^^である
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
元々これは天丼マン賞と同じで、実体の無い名前だけの存在でありました。 SBLという野球リーグでビリーズが優勝したのを記念して執筆を開始したと、口から出まかせを言っただけなのです。
しかしスココットランド王国を建国して、ボーダー国との死闘が長期間にわたって続き、マンネリにならない為に何かできないかと考えた時に、このネタを思い出しました。
自分でも大して面白いものではないと思ってますが、国民の暇潰しや話題、あわよくば登用のネタで1人でもつれてくれればという思いで書きました。
拙い作品ではありますが、読んでくれた方に感謝いたします。
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